万葉草花園







  あらためて、昇降口脇に設置されている「万葉草花園」について紹介します。

 ここは、もともと学校ビオトープとして整備されていた場所でした。しかし、年月を経てその機能は失われ、雑草の生い茂る「立ち入れない場所」となっていました。

 そこで、昨年(2020年)前校長 可知 良之 様が、元々あったビオトープの発案、設置をした元教員の方に再整備を依頼したのです。

 コンセプトは「万葉草花園」。万葉集に登場する日本古来の在来種を集め、子供たちの学びの場としたい。そのような思いで再整備は開始されました。

 しかし、その作業は困難を極めます。根を張り巡らせる外来種の駆除、ビオトープ設置の際の資材撤去など、地道な作業が元教員の方や本校用務員、地域の方など少人数でコツコツと行われました。

 そして今年度、可知前校長の思いを受け継いだ現校長 石井 都 の発案、手配により、観賞用の草花と在来種の両方を楽しめる場所として整備、公開されたのです。

 可知前校長の手作りによる看板、ビオトープ跡地から「救出」された河童像も設置され、本校の新たな名所が誕生しました。子供たちも、設けられた遊歩道を歩き、興味をもって草花に親しんでいます。

 本当の意味での「万葉草花園」完成はまだまだ先です。子供たちが積極的に関わる過程を経て在来種が増え、美しい花々を咲かせる日が今から楽しみでなりません。



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